短 編 小 説 |
不条理あるいは悪ふざけ |
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HIROKI | |
最近気付いたんだけど、どうやら僕は他の人と違うらしい。 僕の身体は他の人とちょっと違うのだ。 僕はどうやら不死身の身体らしい。 この間、いきなりケンカをふっかけられてボロボロになったし、その前は車に跳ねられた。 そういえば命に関わる病気にもなったな。 それでもなぜかピンピンしている。 そういえば、僕の友達も同じだ。どんな怪我をしても、どんな病気になっても絶対に死ぬことはない。 そのことについては理由がある。それもちゃんとした、でも不条理な理由がある。 その理由は…僕たちはマンガの登場人物だからだ。 作者と編集者の勝手な都合で、とんでもないことをやらされたりする。 今度はなにをやらされるのかな? どうせなら…う〜ん、そうだな、かっこいいスポーツ選手とか、 ファンタジックな冒険の旅とかそういうのがいいな。 でもどっちにしても、とんでもない目に合わされるんだろうな。 あ〜あ。マンガのキャラも楽じゃないなぁ。 | |
fin |
(真説? むかしばなし……) |
激止同好会/(C) Gekishi Doukou-kai |