雑記帖   '99年 3・4月
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1999年4月29日/すぎうらよしゆき
 いま、暇な時間に蔵書リストを作っている。約20年間に読んだ本たち(うわっ、擬人化してるよ) なので、それなりの量がある。
 しかもジャンルに妙な偏りがあることにも改めて気づいた。読んだ本の8割近くがミステリだったのだ。 1割はファンタジー系で残りの1割は文学作品と呼ばれるものだった。
 そのためなのか私には妙な知識がちょこっとある。それも普段に活かせない知識がだ。 でも、それだけ本を読んでいると、不思議と自分でも何か書きたくなってくる。 その結果が今の自分かと思うと笑えるね。
 はたして本を意識して読み始めて約20年の積み重ねはどのくらいになっているのか?  結果が出たらまた書き込みたいと思いますぅ。
 弟からファイナルファンタジー==(FF==)を借りてやってみた。んでも、 1枚目の途中で挫折してしまった(4枚くらいあったのかな?)。 というか、やる気がなくなってしまったのだ。FF==は最後までやったんだけどなぁ…。
 ドラゴンクエスト==(DQ==)が年内に発売とのことなので、それに期待しようっと。 とか言っておきながら、DQ==も途中で挫折したりして。

1999年4月29日/めぞふぉるて
 つい最近、カフカの「変身」を読んだ。古本屋で買い求めた文庫である。定価120円とあるからかなり古いものである。 読み進めていくうちに、前の持ち主が書いた注釈やアンダーラインが目に付いた。 長々と解説文に赤鉛筆が引いてあったり、 「胡散臭く」の部分に「あやしく」などと鉛筆の走り書きが添えられているのが微笑ましい。
 小説の終わりにこのようなことが書いてあった。20年以上も前の、見知らぬ人の文である。 元の持ち主はこの本を手放した時点で著作権を放棄したと見なし、ここに転載する。(原文ママ)
 グレゴールを「ヒットラー」(あるいは社会危機)と見て、その回りを取り巻く人間たちの心理を見るか、 あるいはグレゴールを、これからの俺のような、ある日突然、 身分も金も身体も失なってしまった男の回りの人間から受ける孤独感を読みとるべきか。

S52、10/12読了   

 「周り」を「回り」と書いたり、送りがなを間違えていたりと、かなり文章が稚拙である。 だいたい文章が自分に酔っている。ここに感想を書くこと自体が酔い痴れている証拠だ。
 だが、彼の読後の感動が伝わってくる文ではある。感動のない、 体裁ばかり取り繕った多くの同人誌よりはいくらかマシである。
 この文を書いた人物が一体どのような素性かも知る由もないが、もし当時高校生だったとしたら、 現在は40前といったところであろう。見せたらどんな顔をするだろうか。

 前の持ち主に関して思いをめぐらせる。古本もこんな楽しみ方があるものだ。

1999年4月28日/縞璃栖
 この前、町を歩いていてふと思ったんだけど、狭い道を歩いていて反対側から人が歩いてきたとき、 男の人は8割以上の確率で避けてくれる。でも女の人は8割近くの人が避けようともしない。
 ということに気がついた。みんなはどう思う?

1999年3月30日/めぞふぉるて
 外部から初の投稿作品が来ました! うん、感激です。しかし代表のメールを開いてみると…やや、ものすごい力作! うーん、これは困った。
 まず、このまま貼りつけてしまうとファイルが重くなってしまい、表示に時間がかかってしまいます。それにスクロールが長いとみんな下まで読まないんですよね。 かといって、ページごとに分けてしまっては作者様の意図に反してしまう。それにテキストリンクが多いと、これまたみんな全部読まないんですよ。
 結局、苦肉の策として初めてフレームを組んじゃいました。フレームって嫌われ者だからあまり使いたくなかったんですよね。表示面積が小さくなっちゃうし、 一部のブラウザでは対応していないから。でもけっこうこれならいいと思うんですが、いかがでしょう?
 あと、これまたあまり使いたくなかったんですが、CSS(スタイルシート)も一部採用しました。最新のタグなので古いブラウザでは対応できないのですが、 行間などが設定できるのでその部分だけを使いました。WINDOWSで、IEとネスケの4.0以上をお使いの方に限り、けっこう読みやすくはなったとは思うんですがどうでしょう?
 対応していないブラウザにも配慮はしましたが、何か動作不良等あったらメールください。
mezzo@d1.dion.ne.jp

1999年3月29日/すぎうらよしゆき
 今日、妙な郵便物が届いた。差出人は行ったこともなければ聞いたこともないとある古書店。 そして、送られてきたのは「古書目録・探偵特集」だった。
 いや、確かに私は推理小説が好きで、そればっかり読んでいると言っても過言ではないが。 いったいどこから私の素性が割れたんだろう?
 そうそう、そこにスゴイものが売りに出ていたので書いてるんだった。なんと、 推理小説ファンなら知っている「新青年」の全400冊のうちの389冊、しかも状態は良。いやあ、私も金があれば抽選に申し込むんだが、 いかんせん1300万円じゃあ手が出ないわ。

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